◆JERA セ・リーグ ヤクルト1―7巨人(21日・神宮)

 序盤の猛攻で、確かな存在感を示す一発だった。4―0の2回2死二塁。

丸がカウント1―1から石川のチェンジアップを強振し、左中間スタンドへ運んだ。「強引にならずに素直に打ち返せたかなと。風もあの(中堅から左)方向に吹いてたんで、いい感じで風に乗ってくれました」。1イニング5得点のビッグイニングに貢献する3年ぶりの逆方向への一発は6号2ラン。最近4戦3発とアーチ量産中だ。

 19日はプロ18年目で初のサイクル安打を達成。翌20日は4打数無安打に終わったが、再び持ち直した。一発が増えている要因については「しっかり強く振れるカウントの時にしっかり捉えられているってことなんじゃないですかね」と自己分析しており、それも好調の証しだ。今カードからは「1番」ではなく「3番」で出場しているベテラン。経験豊富な男らしく、任された役割を果たし続ける。

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