「44」を代表するのは山本功児と緒方耕一の2人だろう。
法大から本田技研鈴鹿を経て75年のドラフト5位で入団した山本。
86年ドラフト6位で熊本工から入団した緒方は俊足が自慢。90年、腰痛の篠塚利夫(和典)に代わって二塁に入り規定打席に到達。33盗塁で初のタイトルを獲得した。93年には24盗塁で2度目の盗塁王となる。
最長の12年間「44」をつけた緒方のハイライトは94年の西武との日本シリーズ第5戦。1―1の6回2死満塁で左翼へのグランドスラムを放ち、長嶋監督を歓喜させた。勢いに乗り、第6戦も快勝。