9月5日に沖縄で開催される「第32回WBSC U―18ワールドカップ」に臨む侍ジャパン高校日本代表のメンバーに、関東第一(東東京)の二刀流左腕・坂本慎太郎投手(3年)の選出が有力視されていることが21日、分かった。

 坂本は準優勝した昨夏の甲子園に続き、今夏の甲子園でも8強進出の原動力となった。

投手としては1回戦の中越(新潟)戦で1失点完投するなど、3試合全てに登板し、防御率2・37の好成績を残した。打者では3番として11打数4安打の打率3割6分4厘、3打点と勝負強さを発揮。投打に高いレベルを誇る。

 貴重な左腕でありながら、強打の外野手としても起用可能なことは、限られた人数で臨む国際大会においてプラスに働く。同じく選出が決定的な横浜のエースで4番の奥村頼人(3年)も外野をこなせることから、外野手の選出は必要最小限とし、他のポジションを厚くできる利点もある。「世界のサカモト」の活躍に、注目が集まる。

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