◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―7巨人(21日・神宮)

 現役最年長45歳のヤクルト・石川雅規投手が2回6失点と、まさかの乱調で球団OBの松岡弘を抜く神宮最多92勝目はお預けとなった。打線も4回にホセ・オスナ内野手のソロで挙げた1点に抑えられた。

高津臣吾監督は「あれだけ長打を打たれる訳ですから。投げる球も甘かったんだろうし、タイミングを崩すこともできなかったかな。(相手打線が)つながりだしたら止まらないというね。長打もああやって絡められると、ビッグイニングをつくられてしまうので、反省するところが多いですね」と石川の投球内容を厳しい表情で振り返った。

 石川は序盤に崩れた。初回2死一塁で岡本に三塁線を破る二塁打を浴び、この打球を左翼手の内山が処理に手こずる不運も重なり、先制点を献上した。

 2回には無死二塁からリチャードに左中間席への2ランを被弾。さらに2死から泉口に左中間二塁打、佐々木に右前適時打、丸には2ランを浴びた。この回一挙5失点。悔しさをにじませ、この回限りでマウンドを降りたベテランは「先発の役割ができなかったので、先制点もそうですし、ロングを打たれてしまったところですね」と悔しさをにじませた。

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