◆JERAセ・リーグ DeNA2―5広島(21日・横浜)

 広島は3位DeNAとの3連戦に勝ち越し、3ゲーム差に縮めた。先発の高が7回3安打2失点。

無四球で2勝目を挙げた。7回に宮崎に20球粘られて2ラン。プロ初被本塁打となったが、10球目から11球連続でストライクを投じた。打線は4回にモンテロが9号2ラン。8月6本塁打と好調の助っ人はDeNA戦で今季6本目、バウアーからは3本目のアーチとなった。7回にファビアンも2戦連発の15号2ラン。2人で全5打点を稼いだ。バウアーに対し、羽月と大盛をスタメンで起用。機動力を絡めた攻撃を狙い、羽月が2安打3出塁、3盗塁と期待に応えた。

 以下は試合後の新井貴浩監督の主な一問一答

―高が好投

「マウンド上での強さも感じるし、ナイスピッチングだったと思います」

―要所で球速が上がった

「そうやね。ランナーを得点圏に背負ってから出力が上がるのはたいしたもの。ホームランを打たれたところも、3-2になってからあれだけゾーンに投げられるわけだから。

打たれたけど、自信にしていいと思う」

―好調のDeNA打線に対して無四球

「すばらしい。この球場で、振れている打者が多い中、このピッチングができるわけだから。自信にしてもらいたいし、打者に向かって行く気持ちをずっと持ち続けてほしいですね」

―宮崎との20球はどんな思いで見ていた

「たいしたもんだなって。宮崎がすばらしいバッターというのは当然分かっているけど。あれだけずっとゾーンの中に通せるのはね。ホームランを打たれた打たれなかったではなしに、そこがすばらしい。たいしたもんだなと思って見ていました」

―モンテロが決勝弾

「モンティーもファビも、彼ら2人で全打点。本当にいい仕事をしてくれています。いつも言うように、2人とも謙虚だし、真面目だし、言ったことを素直に聞いてくれる。年齢も若いし、試合に出ながら成長していっているように見えますね」

―最近はそろって好調

「2人とも今年が初めてだけど、経験してきてね。配球であったり、慣れてきていると思うし、いろんな意味で精神的にも慣れてきていると思います」

―バウアーに対して打線を組み替え、揺さぶった

「やっぱり、相手が嫌がる打線を。(羽月、大盛を起用し)足を使いながらと考えたので、今日のスタメンになりました」

―大事な3連戦に勝ち越し

「欲を言えばキリがないけど、みんなよく頑張ったと思います。

残り試合も少なくなってきているので、一戦一戦、また頑張ります」

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