◆JERAセ・リーグ DeNA2―5広島(21日・横浜)
広島・高太一投手が7回3安打2失点で2勝目を挙げた。今季初登板した1日の中日戦でプロ初勝利を挙げ、8日の同戦でも7回無失点と売り出し中の2年目左腕。
「先頭を大事に。初球でしっかりストライクが取れた。どの変化球でも取れたのがよかったです」と初回から4回まで3者凡退。5回に先頭の宮崎の右翼への飛球が照明の光と重なり、中村奨が捕球に失敗した。不運な形で初安打を許したが、この回にこの日最速149キロを計時するなど後続をピシャリ。「ギアを変えて抑えてやろうと思い、ギアチェンジしました」と胸を張った。
7回1死一塁での宮崎との勝負は見応え十分。20球粘られてプロ初被弾となったが、10球目からストライクを投げ続けた。「(何球投げていたのか)分からないです。20球? すごいですね」と苦笑い。直球とカットボールに偏った配球を「カーブとか、もっと鋭く落ちる球を投げるべきだったかな」と反省しながらも「点差的に、四球よりも打たれた方がいい。
7回の打席ではプロ初安打も記録。「まっすぐ張り張りで(一本に絞って)やろうと思って。そしたら甘いところに来ました。(打撃は)好きです」と笑顔を見せた。