◆米大リーグ ロッキーズ―ドジャース(21日、米コロラド州デンバー=クアーズフィールド)
ドジャースのロバーツ監督が21日(同22日)、敵地・ロッキーズ戦を前に取材に応じ、前日に2度目の復帰登板をした佐々木朗希投手について、「もっと上がっていく必要があると思う。94~97マイルは出ていて良かったけど、さらに上がることを期待している」と注文をつけた。
佐々木は20日(同21日)、傘下マイナーの3Aオクラホマシティーで敵地のタコマ戦に先発し、4回途中で60球を投げて3安打2失点(自責1)、2奪三振3四球で降板。最速は97・8マイル(約157・4キロ)で、平均球速は96マイル(約154・5キロ)で160キロには及ばなかった。指揮官はこの日、「4回まで投げて、前回よりは良かった。来週もう1度登板する予定だ。打者を抑える自信や球のキレも良くなっている。来週が終わった時点の彼の状態で、大リーグでの起用が見えてくると思う」と方針を示した。
5月に右肩痛のため負傷者リスト(IL)に入り、リハビリを続けている朗希。この日は2度目のマイナーでのリハビリ登板となった。復帰後初で97日ぶりの対外試合登板だった14日(同15日)のアルバカーキ戦に先発した際には、新球のツーシームやカットボールを試すなどしたが、2回0/3で41球を投げ6安打3失点で、予定されていた3イニングを投げきれず、最速95・7マイル(約154・0キロ)止まりで平均球速は93・7マイル(約150・8キロ)だった。
2度目の実戦登板を終えた朗希は「健康面でも終わってからもいい状態なのでいいかなと思います。(球速が)順調に上がってきてはいるので、そこに関しては満足はしていないけどいい感覚で来ていると思う。これを続けていけばもう少し上がるんじゃないかなと思う。