日本ハムの北山亘基投手(26)は21日、先発する22日の首位ソフトバンクとの3連戦(エスコン)初戦へ向け、強い決意を語った。追いかける立場として明暗を分ける3連戦と認識しながらも、やることは変わらないことを強調。

大事な初戦を託されたことを意気に感じながら、プロとして結果にこだわる姿勢を示した。

 言葉の端々に、強い決意をにじませた。22日からは、本拠地エスコンに首位・ソフトバンクを迎えての3連戦。初戦に先発する北山は「追いかけてる立場ですし、直接対決ということで大事なのはみんな分かっていること。でもやることは、どれだけ考えても変わらない。いつも通りやることをしっかりやって臨みたい」と冷静に語った。

 個々の選手を意識しすぎず、打線として抑えていく。近藤、山川ら中軸は強烈だが、「個人の選手を見るよりはしっかり打線の中で抑えていくことが大事。リスク管理しながら投げていけたら」と強力打線に立ち向かう意識を示した。

 7月30日のソフトバンク戦(エスコン)では、7回まで5安打2失点と好投。しかし、8回につかまり、一時逆転を許した。結果的に再逆転でチームは勝ったが、「あの試合に関しては8回を任せてもらって、投げきれなかった」と悔やむ。

「任せてもらった以上は、そのイニングをしっかり抑えて帰ってくることは大事にしたい。極力長いイニングいって、チームを勝ちに導けるピッチングをしたい」とリベンジを誓った。

 残り試合も少なくなり、大きな意味を持つ首位との直接対決3連戦。初戦のマウンドを託され「うれしく思いますし、責任も感じるので下手なことはできない。結果の世界なので結果を出すだけだなと、自分に厳しく臨みたい」。先陣を切って白星をもたらし、チームに勢いをつける。(山口 泰史)

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