◇第77回全日本大学準硬式野球選手権大会 ▽3回戦 中大3―1国士舘大(モエレ沼公園)

 東都連盟校同士の対戦となった一戦は、中大が昨年王者の意地をみせ準決勝に進出した。

 「絶対に自分で決めてやる」強い思いが打球にのった。

1―1で迎えた9回表、1死満塁の好機で打席には5番・岩井大和(4年=東海大菅生)。追い込まれながらもなんとか食らいつき、三遊間を抜ける勝ち越しの2点適時打で試合を決めた。

 投手陣も踏ん張った。先発には1年生左腕の葛西陸(花巻東)を起用。前日は1イニング持たずに降板したが、「後ろに先輩たちがいるから、思い切って投げてこい」と小泉監督が送り出し、4回1安打無失点と試合をつくった。6回途中からは、昨日先発登板し6回を投げた三浦凌輔(3年=能代松陽)。8回には2死満塁のピンチを背負うもしのぎ、9回は三者凡退で試合をしめた。小泉監督は「明日も目の前の試合に全力を尽くすだけ」と一戦必勝を強調。全日本連覇まであと2つ。その頂がみえてきた。

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