◆プロアマ交流戦 巨人3軍1―5中大(22日・G球場)

 24年3月に左肘内側側副じん帯再建術(トミー・ジョン手術=TJ手術)を受けた巨人の石田隼都投手(22)が、8回から3番手で登板。実戦復帰後4戦目で初となる2イニングを投げて2安打無失点。

「2イニング目から結構疲れていて、腕が振れない感じがあった。自分では先発だと思っているので、間を空けてもう一回出力を上げられるように練習していければ。変化球はまだ全然決め切れていない。カウントを整えるのも真っすぐばっかりなので、それだと上(1軍)では通用しない」と、今後への課題を口にした。

 リハビリ期間を共にした代木との情報交換を大切にしている。「(代木が)3軍で先に投げて、2軍に行ったりもしている。試合でどうだったとか、そういう経験を聞けているので良かった」。同学年で同じ左腕、互いにTJ手術を経験と共通点の多い二人は、切磋琢磨(せっさたくま)し、成長の糧としている。「焦っても仕方ない。(10月の)フェニックスリーグでは先発で5、6イニングを投げられるようにやっていきたい」。残り約1か月のシーズンで、課題の克服に取り組む。

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