◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―3阪神=延長10回=(22日・神宮)

 阪神・藤川球児監督はロースコアの延長戦をものにした勝利に手応えをにじませた。

 「ずっとそういう野球ですから。

(シーズン)最初の時から今日まで変わらずですけど、本当にみんな真剣にやっていますからね、真剣にぎりぎりの勝負を普段からやっている。流れ作業でやってる選手は一人もいないんで。ファンの方の声援も球場で素晴らしいものがありますし、ぎりぎりのところで相手を上回ることが自分たちにとって大事なことなんで。みんな頑張ってくれましたね」

 打線は4回から7イニング連続で得点圏に走者を置き、最後は延長10回1死満塁で熊谷が決勝2点打。苦しい展開だったが、7四球を選ぶなど、ヤクルト投手陣にプレッシャーをかけ続けていた。自慢の投手陣も高橋が6回1失点で11奪三振の快投を見せ、7回からはリリーフ陣も無失点でつないだ。石井も42試合連続無失点で自身の持つプロ野球記録を更新した。

 優勝マジックは一つ減らして、19とした。

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