◆JERAセ・リーグ ヤクルト1―3阪神=延長10回=(22日・神宮)
阪神・石井は偉大な記録よりも自らを責めた。同点の8回に登板。
今季は4月4日・巨人戦(東京D)の1失点のみ。45登板で防御率0・20と無敵の右腕は、23年7月13日のDeNA戦(甲子園)で一発を浴びたのを最後に123戦連続で本塁打も許していない。球団記録の06年・藤川球児の47回2/3、同2位の62年・小山正明の47回も射程に捉えるが「別に考えていない」と、かわした。
チームは延長10回に熊谷の2点打で勝ち越し、マジックを1つ減らして19とした。ヤクルト戦は今季勝ち越し、DeNA戦、中日戦に次いで3球団目となる通算1000勝に到達。藤川監督は「常にぎりぎりの勝負。みんな頑張ってくれた」とたたえた。(直川 響)