◆米大リーグ パドレス―ドジャース(24日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)

 勝ったチームに地区優勝へのマジックナンバーが点灯するナ・リーグ西地区頂上決戦で、初回に首位パドレスにビッグプレーが飛び出した。

 今季リーグ2位の13勝を挙げている先発ピベッタだったが、初回にド軍1番・大谷翔平投手(31)に四球を与えるなどいきなり無死満塁の大ピンチ。

4番のT・ヘルナンデスにはセンター右へ大飛球を飛ばされた。先制の満塁本塁打かと思われた飛距離400フィート(約121・9メートル)の当たりは、米データサイト「ベースボール・サバント」によるとドジャースタジアムなど全30球場のうち10球場なら本塁打だったが、中堅・ロレアノがタイミングを合わせてジャンピングキャッチ。先制こそ許したものの、フェンスを完全に越えていた打球をつかんで犠飛で食い止めた。結果的に初回の失点は1点だけだった。

 ロレアノは今季、7月末のトレード期限でオリオールズから加入。パ軍は正中堅手・メリルが離脱している状況だが、球団が「打倒ドジャース」に全振りした大補強の効果が大事な場面で表れた。

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