◆米大リーグ パドレス2―8ドジャース(24日、米カリフォルニア州サンディエゴ=ペトコパーク)
ドジャース・山本由伸投手(27)が24日(日本時間25日)、敵地・パドレス戦に先発。6回4安打2失点で11勝目を挙げ、ド軍は同率首位に再浮上。
今季は3月の東京シリーズで開幕投手を務め、負傷者続出のチームの中で唯一先発ローテを守り続けているエースは「しっかり私生活の面も野球の面も、どちらも落ち着いて過ごせてますし、一日一日をしっかり過ごせているので」と分析。メジャー1年目の昨季は右肩痛で約3か月の離脱を経験したが、「1試合平均でいうと球数も少ないですし、日本の時は120球、もっといってる時もありましたし。こっちは中5日で、状況は多少違いますけど、約1週間に1回投げていくっていう基本的な、心がけるところだったりは同じかなと思います」と頼もしかった。「あっという間に8月の後半になりましたけど、また気を引き締めて、ここからさらに大事な登板に入っていくので、ますます頑張れたらなと思います」と意気込んだ。
球威抜群だった。初回はマチャドを97・3マイル(約156・6キロ)直球で空振り三振。2回は5番・ボガーツをこの日最速の97・7マイル(約157・2キロ)直球、続くシーツは96・8マイル(約155・8キロ)ツーシームで空振り三振と速球で圧倒した。
1点リードの3回は1死からクロネンワースに初安打となる左前打を許すと、9番・ディアスには2ボール2ストライクからの5球目、捕手ラッシングのサインに首を振って投じた92・8マイル(約149・3キロ)の変化球が内角高めに抜けたところを左中間席への逆転2ランとされた。だが、簡単には崩れない。5回は先頭のシーツに左翼線へ二塁打を許し、1死一、二塁で前の打席で被弾したディアスを迎えたが、カットボールで右飛に打ち取った。
2―2の6回は1死からマチャドに左前打を打たれたが、2死一塁からボガーツをカットボールで空振り三振。この日6個目の奪三振で役目を終えた。直後の7回に女房役のラッシングに決勝3ランが生まれ、山本は満面の笑みを浮かべて喜んだ。
前回18日(同19日)の敵地・ロッキーズ戦では7回4安打3失点で勝ち負けはつかなかったため、今月17日に27歳の誕生日を迎えてから初勝利となった。チームはナ・リーグ西地区の首位攻防戦で2連敗し、前日23日(同24日)に首位から陥落したが、今季最後の直接対決で一日で首位返り咲き。今季の両軍の対戦成績は9勝4敗でドジャースが勝ち越し、残り31試合に両軍が全勝してもド軍が上回るため、マジック「31」が点灯した。
山本にとってパドレスは“因縁”の相手だ。MLBデビュー戦となった昨年3月21日の韓国シリーズ第2戦では1回5失点KOを喫し、昨季レギュラーシーズンでは2試合で防御率12・00と打ち込まれた。ポストシーズンの地区シリーズでも第1戦で3回5失点。癖がバレている可能性も指摘されていたが、同第5戦では5回2安打無失点で勝利に導き、ワールドシリーズ制覇につなげた。今季は6月19日(同20日)に本拠地で初対戦し、7回途中7安打3失点で黒星だったが、しっかりやり返した。










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