◆米大リーグ オリオールズ―レッドソックス(25日、米メリーランド州ボルティモア=オリオールパーク)
オリオールズ・菅野智之投手(35)が25日(日本時間26日)、本拠地・レッドソックス戦に今季11勝目を目指して先発する。今季25試合目の登板。
ここまで10勝5敗で、7月10日(同11日)から自身4連勝中。7試合連続で負け知らずと好調をキープし、防御率3・97となっている。前回登板の19日(同20日)に敵地でレ軍打線を5回1失点(自責0)と好投してから、中5日。2試合連続同一カードの登板は、渡米後初となる。19日の試合後は「次の登板も多分、ボストンだと思うので、いい意識付けができたと思う」と先を見据えていた。
この日は、有望新人バサロが4度目の先発マスクをかぶり、菅野と初めてバッテリーを組む。菅野にとってコンビを組む6人目の捕手だ。今月21歳になったばかりのドラフト1位捕手は17日(同18日)にメジャーデビュー。5日後の22日(同23日)に8年総額6700万ドル(約97億円)の契約延長を結び、将来が嘱望されている。35歳のオールドルーキーとのコンビが注目だ。
一方、レッドソックスの吉田正尚外野手(32)は「6番・DH」で先発出場する。19日の前回対戦では、菅野に2打数2三振を喫した。
前回対戦で5安打に抑えられたレ軍のコーラ監督は「ボール球を追いかけてはいけない。先週は低めのスプリットとカーブを振らされすぎた(空振り8)。序盤にプレッシャーを掛けることができたが、それだけでは十分ではなかった。我々はもっと辛抱強くアプローチしなければいけない。週末、ニューヨーク(ヤンキース戦)ではそれができることを証明したので、それをここでも継続していきたい。前回は初対戦だったが、今回は彼の持ち球に関して、我々はいいアイディアを持っている。できるだけ情報を収集して、適応したい」と、リベンジを誓った。