◆JERAセ・リーグ ヤクルト5―4広島(30日・神宮)

 ヤクルト・村上宗隆内野手がバックスクリーン3発の離れ業を演じた。2022年7月31日阪神戦(甲子園)以来、自身2度目となる1試合3本塁打で4打点をマークし連敗を3で止めた。

負ければ他球団の結果次第で自力CSが消滅する危機を頼れる主砲が救った。

 まずは0―2の2回先頭で高橋のカットボールを捉えた。バックスクリーンに直撃する飛距離129メートルの完璧な一撃。一塁を回ったところでファンがいる右翼席へ右手を挙げた主砲は「一発で仕留めることができました。逆転できるように頑張ります」と力を込めた。

 この日は小児がん啓発の「ゴールドリボンナイター」として開催された。小児がんの子どもたちと、その家族が招待された一戦。村上はベンチ横の中継カメラに向かって左手首に着用したゴールドリストバンドを指さしアピール。心優しい一面も見せた。

 さらに2―2の3回2死二塁。真ん中の直球を再びバックスクリーンに放り込む13号勝ち越し2ランに「今日は小児がん支援『ゴールドリボンナイター』ですので小児がんの子たちに英気を養ってもらえるように勝てるように頑張ります」。有言実行のV弾となった。

 この一発で前日29日の同カード最終打席から3打席連発。総仕上げは8回だった。1死から辻の147キロ直球をまたしてもバックスクリーンに運ぶ14号ソロを放った。

 上半身のコンディション不良から7月29日に復帰してから29試合で14発。驚異的なペースだ。

 試合前の始球式ではがんサバイバーの福沢尚翔くん(12)が背番号55のユニホームで登板。お立ち台に上がった村上は「僕は大きく生まれて、すごく恵まれてますけど、始球式の子とか、本当にちっちゃい体で頑張ってる姿だったりとか、本当に僕も刺激をもらってますし、その子たちに何とか夢と希望をそして元気を与えられるようにと思って臨んだので勝ててうれしい」と喜びを口にした。

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