第39回セントウルステークス・G2は、9月7日、阪神競馬場の芝1200メートルで行われる。

 実績面で抜けている2頭が中心か。

重賞5勝のトウシンマカオ(牡6歳、美浦・高柳瑞樹厩舎、父ビッグアーサー)は昨年(中京で開催)の勝ち馬。前走の京王杯スプリングCでも上がり32秒6を使って快勝しており、6歳の秋に入ってもますます元気だ。得意の右回りでもあり、まず崩れはなさそうだ。

 23年のスプリンターズSの勝ち馬であるママコチャ(牝6歳、栗東・池江泰寿厩舎、父クロフネ)は京王杯スプリングC2着からの参戦。高松宮記念は3着だったが、まだまだ衰えはない。ここでG1馬の地力を改めて示したい。

 フレッシュな3歳からはショウナンザナドゥ(牝3歳、栗東・松下武士厩舎、父キズナ)が参戦する。報知杯FRを勝ったあとは桜花賞、NHKマイルCと見せ場がなく敗れたが、短距離志向が強まった今なら、初の1200メートルがきっかけになるかもしれない。

 テイエムスパーダ(牝6歳、栗東・小椋研介厩舎、父レッドスパーダ)は直線競馬が得意なイメージだが、23年のこのレースを勝っている。コース替わりは問題なく、単騎逃げが打てるようなら開幕週の馬場を味方に逃げ切りも。

 ここに来て急激に力を付けているワンダーキサラ(牝6歳、栗東・石橋守厩舎、父ザファクター)も侮れない。

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