◆米大リーグ レッドソックス―ガーディアンズ(2日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手が、2日(日本時間3日)、本拠地でのガーディアンズ戦に、「7番・DH」で先発。8月25日オリオールズ戦以来となるマルチ安打の2本の二塁打を放った。
ともに初球を狙った。まずは2回、1―1と追いついた1死一塁で迎えた第1打席に、相手先発右腕セコーニから右翼へのエンタイトル二塁打を放った。見送ればボールかという高めの94マイルの直球に、迷いなくスイング。打球はワンバウンドで右翼席に。今季7本目の二塁打は、今季最速となる打球速度109・7マイル(177キロ)の強打となった。二、三塁とチャンスを広げると、ラファエラの右前打で三塁走者に続き、吉田もすかさず二塁から生還し勝ち越した。さらに内野安打とアンソニーの右前打と安打が続き、打者6人連続安打を記録したレ軍。一挙4点、怒涛の逆転劇に吉田のバットが絡んだ。
2本目の二塁打は、6回。エース左腕クロシェットが6回に、ソロ、2ラン、3ランと3被弾し、7―5と逆転を許した直後。1死からの第3打席を迎え、内寄りの直球を右前に弾き返し、二塁を陥れた。続くラファエラに左翼への同点2ランが飛び出し、吉田はこの日2度目のホームイン。