◆米大リーグ レッドソックス11―7ガーディアンズ(2日、米マサチューセッツ州ボストン=フェンウェイパーク)
レッドソックスの吉田正尚外野手が、2日(日本時間3日)、本拠地でのガーディアンズ戦に「7番・DH」で先発。4打数3安打2得点で打率は2割4分2里となった。
2回と6回に二塁打を放ち、6試合ぶりのマルチ安打を放った吉田。1試合2長打は、8月8日の敵地パドレス戦(本塁打&二塁打)以来今季2度目となった。
2本の二塁打は、共に初球の直球を狙った。まずは、2回、1―1の同点で迎えた1死一塁で迎えた第1打席。相手先発右腕セコーニと対戦し、見送ればボールかという高めの94マイルの直球に、迷いなくスイング。打球はワンバウンドで右翼席に。今季7本目の二塁打は、今季最速となる打球速度109・7マイル(177キロ)の強打でエンタイトル二塁打となった。
二、三塁のチャンスにラファエラの右前打で三塁走者に続いて吉田も二塁から生還し、3点目のホームを踏んだ。さらに内野安打とアンソニーの右前打と安打が続き、打者6人連続安打を記録したレ軍。一挙4得点、怒涛の逆転劇に吉田のバットが絡んだ。
2本めの二塁打は6回だ。
8回先頭で迎えた第4打席は、カウント2―1からの4球目。こちらも直球を狙い中前に弾き返した。1試合3安打は、今季右肩手術で開幕から93試合離脱した吉田にとって、今季初戦となった7月9日のロッキーズ戦以来だった。代走と交代したが、その後4得点挙げてレッドソックスが逆転勝利。吉田は大きな役割を果たした。