フジテレビ系情報番組「サン!シャイン」(月~金曜・午前8時14分)は3日、自民党両院議員総会が2日に開かれ、参院選大敗の責任を取り森山裕幹事長、鈴木俊一総務会長、小野寺五典政調会長、木原誠二選対委員長の党四役が退任する意向を石破茂首相(党総裁)に伝えたことを報じた。
石破首相は自らの進退について「しかるべき時期に責任を判断するが、まず国民の皆さん方がしてほしいと思っていることに全力を尽くす」と述べた。
首相は両院議員総会で、参院選敗北に関して「総裁である私の責任だ」と述べ陳謝した。進退に関し「地位にしがみつくつもりは全くない。責任から逃れず、しかるべき時にきちんとした決断をする」と語る一方で、農業政策や防衛力強化、防災対策を列挙して「道筋を付けなければならない」とも強調した。
また党総裁選挙管理委員会は2日に総裁選前倒しの是非を巡る意思確認に向けた通達を出した。前倒しを要求する議員に対し、記名、押印した書面を8日に党本部に提出するよう求めた。
スタジオには政治ジャーナリストの田崎史郎氏が生出演。退任する意向の党四役について「それぞれ違っていて」とし「森山さんは進退伺を提出したわけですね。進退伺は、問題がありました、でもやめるべきかどうかは判断をお任せしますというのが進退伺なんです、石破さんに対して」と解説した。
さらに「小野寺政調会長と木原誠二選対委員長。これおふたりとも本人に確認しましたけど『辞表を出しました。撤回することはありません』と。鈴木さんはまだ辞意表明なんですけど立場としては小野寺さんや木原さんに近いと思います」と解説した。
その上で田崎氏は森山幹事長の進退伺について「そこは煮え切らないというかはっきりしない。辞表を出せばいいのに、進退を伺うというのは政治家としてどうかなと思う」と指摘していた。
続けて「昨日、局面が変わったのは四役がそろって辞意を表明しことです、形は違うんですけども」とし「社長だけが続投するといって専務以下は全員辞意を表明している…これが自民党の組織なんです。これじゃあ組織動かないですよ」と断じた。