「メイショウ」の冠名で知られ、今年8月に個人馬主として史上初のJRA通算2000勝の大記録を達成した松本好雄さんが8月29日未明、すい臓がんのため死去した。87歳だった。
2020年の中山大障害、21年の中山グランドジャンプのJG1の2勝を含む重賞5勝のメイショウダッサイとコンビを組んだ森一馬騎手=栗東・フリー=は9月3日、栗東トレセンで感謝と追悼の意を表した。
森一馬騎手「デビューしたときからお世話になっていて、障害初騎乗は松本オーナーの馬(2012年12月5日のメイショウユウシャ=9着)でした。松本オーナーのおかげで今の自分があります。メイショウダッサイに巡り合わせていただき、大切な経験をさせていただきました。とても感謝しています。結果が良かったときも、そうでなかったときも『またお願いします』と優しく言っていただきました。その経験を生かし、より高みを目指していくことがお礼になると思います」