「メイショウ」の冠名で知られ、個人馬主として史上初のJRA通算2000勝の大記録を達成した松本好雄さんが8月29日未明、すい臓がんのため死去した。87歳だった。
8月23日にメイショウハッケイ(牝2歳、栗東・本田優厩舎、父ダイワメジャー)で達成した2000勝。管理する本田調教師=栗東=が9月3日、栗東トレセンで感謝と追悼の意を表した。
本田調教師「競馬の発展のことを常に考えておられる方でした。管理馬は自由にやらせていただき、本当に感謝しています。2000勝を達成したときは『よかった、よかった』と言っておられました。(騎手のときから)半世紀以上もお付き合いさせていただきました。挑んだ昨日の不来方賞(メイショウズイウン、武豊騎手=3着)は勝ちたかったのですが、雨の影響で経験したことのない馬場(不良)になったので、仕方ない面はあります。また次、頑張ってくれるでしょうし、これからも(松本オーナーが)見守ってくれていると思います」