テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜・午前10時25分)は3日、サントリーホールディングス(HD)が2日に新浪剛史会長が1日付で辞任したと発表したことを報じた。

 新浪氏が購入したサプリメントが大麻由来の成分を含み、違法の疑いがあるとして福岡県警の捜査対象となったため。

取締役や監査役の全員が一致して辞任を求める方針を確認し、新浪氏から「一身上の理由」とする辞任届を1日に受理した。

 新浪氏は2023年4月から経済同友会代表幹事。政府の経済財政諮問会議の民間議員を長く務める。新浪氏自身は今回の辞任について「会長の仕事を続けられなくて残念」とのコメントを発表した。

 これに番組生出演した弁護士の萩谷麻衣子氏は「サプリを扱う企業のトップに長くいた方なので、やっぱり会社として辞めていただく判断したのはやむを得ないことだと私は思います」とコメント。

 また昨年12月に大麻について法改正が行われたことに触れ「使用についても処罰されるようになりましたし、大麻成分を基準値以上含む製品については麻薬と位置づけられて刑罰も非常に厳しいものになりました」と紹介。そして「サプリを扱う企業のトップであれば、その辺りもしっかりチェックして押さえておくべきことだと思うんですね。なので、こういう疑いが生じたということは残念なことだと思いますし、今後の捜査としては新浪さんが何を購入したのか、購入した製品に大麻成分が含まれていたのかどうか、買った時の状況からして何か怪しい成分が含まれていると疑ってしかるべきではないかどうか、その辺りが慎重に捜査されていくのではないかと思います」と見解を語った。

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