◆男子プロゴルフツアー ロピアフジサンケイ・クラシック プロアマ戦(3日、山梨・富士桜CC=7424ヤード、パー70)
2009、10年大会覇者でツアー20勝の石川遼(カシオ)はプロアマ戦後に取材に応じ、14回目の出場となる大会に向けて「フラットな感じて来ている。課題も自分で持っているし、向き合いながら成長できるようにという思いです」と意気込みを語った。
2週前は初日に首位、前週は3位で好スタートを切りながらも、2日目以降に伸ばせていない。前週のSansan・KBCオーガスタは初日に2イーグルを奪い「かなりラッキーなのもあったので、それを感じさせる3日間だった。底上げという意味ではまだまだかなと思っている」と振り返った。
一方で、前週の最終日には終盤5ホールで4バーディーを奪うなど、試行錯誤を重ねるスイングが結果に結びつきつつある。「かみ合う日も出てきていることは良いニュース。それが2日間になり、3日間になり…ということができて、かみ合わなかったなという日も崩れることなく終えることができれば優勝もできると思う。口で言うんじゃなくて、実際にやるのが難しい世界だと思うので、油断せず甘えずにというところに尽きるのかなと思う」と15年ぶりの優勝を見据えた。
今季は開幕から10試合でトップ10入りはなく、課題も多く「ドライバーからパッティングまで全部あって、全てのカテゴリーにおいてテーマがある」と石川。今大会は7424ヤードと距離は長く、ラフも長い難コース。一番の課題について「長いクラブから短いクラブまで、ラフからのショット全てでもっと精度を高めていきたい」と明かした。