◆バレーボール男子 強化試合第2戦(3日、東京・有明アリーナ)
世界選手権(12日開幕、フィリピン)に向けた壮行試合第2戦が行われ、世界ランク5位の日本は、同15位のブルガリアと対戦して、3―2で制した。
セッターの大宅真樹は先発に抜擢された。
2日の壮行試合は永露元稀が先発した。この日は自身がコートから外れた第4、5Sで永露の動きを見て学ぶことも多かったという。「僕にないことを持っている選手。(永露の)いいところを、自分のものにしたい。切磋琢磨していいチームが作れている」とライバル争いをすることで好循環が生まれている。
試合後には互いが思ったことをフィードバックしている。試合中には思ったことを言うのは控えているが、コートを離れれば2人で思いをぶつけ合っているという。「反省も、良かったところも言い合うようにしている。セッターが1人になってしまうと、チーム的にも良くない。個人になっても孤独な時間になってしまうので、セッター同士で助け合っている」。
この日は永露のサイドの精度をマネしながらプレー。クイックに関しては多用したものの決定力に欠けた。「どっちが出てもいいバレーボールをしたい」という思いで互いに試合に臨んでいる。セッター2人で、チームの課題であるセンターでの攻撃の精度を上げていく。