◆イースタン・リーグ 巨人6―1ヤクルト(3日・Gタウン)

 巨人のドラフト3位・荒巻悠内野手が2軍戦初本塁打を放った。

 「6番・三塁」で先発出場。

4点リードの3回無死二塁で、ヤクルトの2番手・竹山が投じた初球の143キロ直球を右翼スタンドへ。「最近なかなか打てなかった。(試合の)動画を見てタイミングの取り方や打席の立ち位置をいい時と悪い時がどうなっているんだろうっていうのを見て、何か変えないといけないなと。打席の位置をちょっと下げて、よりボールに入り込んでいくっていうのを意識して練習から取り組んだ。それがいい感じにできたのかな」と、打席内での工夫を結果につなげた。

 ルーキーイヤーの今季は7月9日の中日戦(福島)で初ホームランを放つなど、1軍で31試合に出場して打率2割9分6厘、1本塁打、1打点。左の代打としてもチームに貢献した。「最初の1軍昇格の時(4月15日昇格)は、1軍の直球に負けていて降格になった。もう1回上がって(6月19日昇格)、直球の対応であったり、選球眼っていうところはやっていけるなと感じた。コンタクト率もだいぶ上がってきていたんで、代打の1打席が多かったけれど、そこで結果も出せたのは自信になった。そこは自信を持ってこっち(2軍)に来たなっていうのはあります」と、大きな収穫を得た。

 残りのシーズンで、もう一度1軍の舞台で勝負するために、期待の大砲候補は鍛錬を続ける。

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