◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(3日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が3日(日本時間4日)、敵地・パイレーツ戦の登板を回避した。打者としては「1番・DH」で先発出場する。

当初は二刀流出場の予定だったが、先発投手はシーハンと発表された。

 ロバーツ監督は大谷の登板回避について「昨日から彼(大谷)は体調不良だった。(試合前に)投球練習のために外に出てみたが、気分が悪くなってトレーナーに知らせた。その時点で彼に確認したところ、『打つのは大丈夫』と保証してくれて、それが(46号を含む3安打で)正しい判断だったと証明された。ただ、練習は短縮されたし、病気で脱水の可能性もあった。試合で投げる負担を考えた時にはうまくいかないと判断した。そこで、登板を一度飛ばす予定だったエメット(シーハン)を登板させるのは簡単な入れ替えだったし、翔平を週末のカードに回すことにして、数日回復の時間を与えることにした」と明かした。

 せきや鼻詰まりの症状があるというが、この日もDHでは出場する。指揮官は「やはり4~5打席立つことと5イニング投げることの負担は比較にならない。(登板回避は)昨日の午後に登板は週末に回しつつ、DHとしては出場させると決断した。明日もDHだ」と話した。

 ドジャースは今カードを終えると、ボルティモアに移動して5日(同6日)から敵地・オリオールズ3連戦に臨む。

7日(同8日)のオリオールズ先発は菅野智之投手(35)。大谷の登板日がズレたことで2人が投げ合う可能性も急浮上した。日本ハム時代は15年の交流戦で巨人・菅野と打者として初対戦し、2打数2安打1四球だったが、投手として投げ合ったことはなかった。

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