◆米大リーグ パイレーツ―ドジャース(3日、米ペンシルベニア州ピッツバーグ=PNCパーク)

 ドジャースのD・ロバーツ監督(53)が3日(日本時間4日)、佐々木朗希投手(23)の今後について言及した。

 5月から右肩痛のため負傷者リスト(IL)入りしている朗希は前日2日(同3日)に3Aで4度目のリハビリ登板。

敵地・シュガーランド戦に先発したが、初回に2ランを2発被弾するなど一挙4失点した。2回以降は立ち直って5回69球を投げて3安打4失点、3四死球2奪三振でマイナー防御率は7・07となった。最速96・9マイル(約155・9キロ)だった。

 ロバーツ監督はこの日の敵地・パイレーツ戦の試合前に取材に応じ、「5回を投げ切ったことは素晴らしい。投手コーチから聞く限り、球そのものは良く、さらに上積みも期待できるはずだ。ただ、今後の計画については私も答えを持っていない」と朗希の評価を明かした。

 さらに「才能は間違いなくあるのに、内容が伴っていない。もっと球の質が上がる必要があるし、3Aの打者相手ならもっと抑えられるはず。我々は今シーズンの最中なので、メジャーで投げるには圧倒的な内容が必要。そこには到達していないのが現状だと思う」とし、「聞いている限りでは、彼が100%健康なのは間違いないと思う」と話した。

 メジャー復帰の可能性を聞かれると「最終的には選手のパフォーマンス次第。我々はベストメンバーで戦わなければならない時期だから。

朗希は今年、大変なシーズンを過ごしたが、才能は十分にある。もっと見せてほしいというのが正直な気持ち」と消極的な姿勢を示した。今後はキャンプ施設のあるアリゾナ州で調整させるのか、それとも実戦登板を続けるのかという質問には「それについては組織内で話し合って最善策を決める」とした。

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