阪神の「神ドラフト」と呼ばれる2020年ドラフト同期の中野拓夢内野手(29)と石井大智投手(28)が、優勝スペシャル対談を行った。野手と投手で普段あまり話すことがないというレアな2人が熱い野球談義を展開し、佐藤輝ら同期のメンバーに対する思いやプライベートのことまで語り尽くした。
―藤川監督の印象は
中野(以下中)「食事にも行かせていただいて、コミュニケーションも取っていただけるので、何を考えているかが分かる。(選手会長として)監督の意思をしっかり選手に伝えられているので、やりやすいかなと思います」
石井(以下石)「先々を読んで、それを成功につなげているような。リリーフ陣の休みとかマネジメント、野手の方を含めて、それをすごく感じるというか。何か普通の人には見えないものが見えているような気がしますね」
―愛妻家としても知られる2人。家族への思いは
中「奥さんに勧められて、今年からビタミン系などのサプリメントを取るようになりました。ナイター後でもバランスのいい食事を作ってくれたり、いつも一緒にいてありがたいですね」
石「奥さんのやりたいことを犠牲にして、僕や子供のことをやってくれている。僕も食器を洗ったり、洗濯物をやることありますけど、最近あまりできてなくて。だからこそ、やっぱ頑張らないと…と思っています」
―日本一に向けての戦いが始まる
中「足をすくわれないような戦い方が大事になる。一試合一試合、目の前の試合をチーム一丸となって戦っていきたいです」
石「別に何かを変える必要はないと思う。今までやってきたことをより丁寧にやっていく方が、勝ちという結果に対しては、つながっていくのかなと思います」
◆中野 拓夢(なかの・たくむ)1996年6月28日、山形・天童市生まれ。29歳。
◆石井 大智(いしい・だいち)1997年7月29日、秋田市生まれ。28歳。秋田高専から四国IL・高知に進み、20年ドラフト8位で阪神入団。