◆JERA セ・リーグ 阪神2―0広島(7日・甲子園

 LINDBERGの渡瀬マキ(56)が7日、阪神の2年ぶりのリーグ優勝に際し、所属事務所を通じてコメントを寄せた。「藤川球児監督になってからの快進撃! すごい! 強い! おめでとうございます」と祝福した。

 藤川監督は現役時代に英子夫人との思い出の楽曲だったLINDBERGの「every little thing every precious thing」を登場の際に使用。阪神ファンの間でも「球児の歌」としてなじみとなった。2007年にはテレビ番組の企画で渡瀬との対談が実現。同年夏には球児が甲子園のマウンドで投げている姿のジャケット写真を用いたシングルが、再発売された。

 20年の引退試合では、甲子園に駆けつけた渡瀬が藤川監督の中学生時代の作文を朗読。「将来きっと自分の夢である甲子園に出場し、プロ野球選手になって、世界中の人々の心に夢という名のメダルを贈り続けたいと思います」と読み上げ、ファンの感動と涙を誘った。

 今季の甲子園開幕となった4月8日のヤクルト戦では渡瀬が背番号22のユニホームをまとい「every―」を生歌唱。「(甲子園での)開幕戦でお会いした時、『藤川監督の胴上げを楽しみにしています』とお伝えしましたが、こんなにすぐ実現となるのはさすがです。次は日本一ですね!」と思いをはせた。

 同曲の歌詞には「あなたがずっと追いかけた夢を一緒に見たい」「奇跡のゴール信じて、今大地を踏み出した」と記されている。渡瀬の美しい歌声に支えられ、球児監督が就任1年目で夢に見た奇跡のゴールを迎えた。

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