フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯 最終日(7日、関空アイスアリーナ)

 ペアのフリーが行われ、ショートプログラム(SP)3位から出た長岡柚奈、森口澄士組(木下アカデミー)が126・50点、合計192・77点で銅メダルを獲得した。SPに続き、フリーでも自己ベストを約6点更新、合計点は18点も塗り替え、長岡は「SPだけでなくフリーでも1つのミスで抑えられた。

すごく自信につながる試合になった」と大きくうなずいた。

 好調の中迎えたフリーは、冒頭のトリプルツイストから連続ジャンプを着氷。サイドバイサイドの3回転トウループも降り、ミスはスロージャンプの転倒一つに抑えた。「課題ができたこともいいことだし、全てをポジティブに捉えて次に進んで行けたら」。2週間後には、26年ミラノ・コルティナ五輪の最終予選を控えており「自分たちの目指している演技をするだけだと思う」と、表情を引き締めた。

 尊敬する「りくりゅう」こと三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)が金メダル。国際大会では初めて同じ表彰台に乗り、長岡も「CSの国際大会で初めてですごくうれしくて、(三浦と)2人で『やったね』『おめでとう』という感じでハグしていました」と万感。森口は「更に練習も頑張ろうと思いました」と、言葉に熱を込めた。

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