2年ぶりにリーグ優勝に王手をかけた阪神の試合中から、大阪の繁華街ミナミは厳戒態勢が敷かれた。橋にはダイブを防止するために目隠しのシートが貼られ、警察官が安全を呼びかけた。

 23年に阪神が18年ぶりのリーグ優勝を決めた際は、グリコの看板で有名な戎橋から川に飛び込む“道頓堀ダイブ”や事故を防ぐため、大阪府警は大阪市の繁華街・ミナミを中心に約1300人を投入。試合前から超厳戒態勢が敷かれたが、警備の隙を狙ってダイブする人が相次いだ。

 2003年の優勝時は約5300人が飛び込み、24歳の会社員が死亡した。05年V時は、大阪市が防止壁を設置したが、それでも55人がダイブした。大阪の吉村洋文府知事は昨晩、X(旧ツイッター)で「【お願い】阪神タイガースが優勝しても、道頓堀川には飛び込まないで下さい。危険です」と呼びかけた。

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