バレーボール女子 世界選手権(7日、タイ・バンコク)

 3位決定戦が行われ、世界ランク5位の日本は、同2位のブラジルに2―3で敗れた。2010年大会の銅以来、15年ぶりのメダルにはあと一歩届かなかった。

 2008年北京、12年ロンドン五輪金で、昨夏のパリ五輪で銅メダル、前回世界選手権銀メダルのブラジルとは通算46勝97敗。7月のネーションズリーグ準決勝でも対戦し、日本はフルセットで敗れてメダルを逃している。

 第1セット(S)から「ガビ」ことギマラエスやベルグマンらの猛攻に遭い、ラリーも取られて、12―25で落とした。第2Sも17―25で取られ、後がなくなった第3Sは、セッターに中川つかさを起用。いきなり5連続得点で流れをつくり、セット終盤には、佐藤淑乃がサービスエースを含む3連続得点を挙げ、25―19で奪い返した。第4Sは佐藤が覚醒。29―27ともつれた熱戦をものにし、フルセットへ持ち込んだ。

 運命の第5S。2―5から佐藤が強烈なバックアタックを決め、徐々に相手を追い詰めた。6―8から佐藤がスパイクを決めると、続けてブロックポイントを奪った。山田二千華のブロックで10点に乗せた。石川が13点目を奪うと、ブラジルも負けじとガビが同点に持ち込んだ。

佐藤がマッチポイントを奪うもジュースに。佐藤が強烈なスパイクで15―14とするも、連続失点で追い詰められた。だが日本も諦めず、佐藤が執念の一本を決めたが、最後は石川のスパイクが相手のブロックに阻まれ、16―18と激闘をものにできなかった。

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