フィギュアスケート チャレンジャーシリーズ 木下グループ杯 最終日(7日、関空アイスアリーナ)

 男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の車俊煥(チャ・ジュンファン、韓国)が165・55点、合計253・31点で優勝。ジャンプでわずかに乱れがありつつ「自分の状態と、どれくらいこのプログラムを遂行できるかをチェックできたので、今季をスタートする上でとてもいい経験になった」と振り返った。

 冒頭のサルコーが2回転となったが、続くトウループ、サルコーの4回転は成功。連続ジャンプを降りるなど、SPフリーともに1位で優勝した。大会前でのインタビューでは「状態は6~70%」と語っていたとしつつ、「今日は4~50%だった」。課題をあぶり出し「今日してしまったミスの修正に取り組んでいく」とした。

 約1000人の日本ファンの前で迎えた今季初戦。車は「(演技中に)バテた時でも、応援があったから頑張り抜くことができた。とても幸せでした」と、歓声に感謝した。「取り組むことが今、たくさん頭の中にある。このプログラムを滑るためにもっとトレーニングをしないといけないし、それにワクワクしている」と五輪シーズンを見据えた。

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