◇ラグビー 女子W杯イングランド大会 1次リーグC組 日本 29―21 スペイン(7日、ハンティントン)
1次リーグ最終戦に臨んだ世界ランク12位の日本代表は、同13位のスペイン代表に29―21で勝利。初戦のアイルランド戦から2連敗としていたが、最後に勝って笑顔で大会を締めた。
先制は日本。前半6分、左サイド敵トライエリア前のスクラムから左に展開し、ボールを受けたFB西村蒼空(パールズ)がトライ。同11分にトライを奪われ5―7と逆転され攻めあぐねる時間が続き、前半終了間際には連続トライを許す。5―14のビハインドで折り返した。
後半は日本がペースを握る。5分、敵陣深くで連続攻撃し、22メートルライン付近でボールを持った主将のフランカー長田いろは(アルカス熊谷)が一気にトライエリアへ。2点差に迫った同17分には、トライライン際の攻防を制してプロップ北野和子(パールズ)がトライ。逆転に成功し、22分にはWTB今釘小町(アルカス熊谷)が追加点。22―14と形勢逆転した。
敵陣での時間が続く日本は29分、20次攻撃からNO8ンドカ・ジェニファ(北海道バーバリアンズ)のトライ、キックも決まり29―14と突き放す。後半38分にスペインがトライを挙げて8点差に迫るが、日本が逃げ切って勝利。スペインとは7月に国内で2連勝しており、大舞台でも白星。