大相撲秋場所(14日初日、両国国技館)に向けた時津風一門の連合稽古が8日、両国国技館の相撲教習所で行われた。

 大関昇進を目指す関脇・若隆景(荒汐)は、関取衆の申し合い稽古で計11番取って8勝3敗。

持ち味のおっつけと鋭い出足が光り、突き押し自慢の幕内・大栄翔(追手風)相手にも、低い攻めから一気に押し出す場面があった。

 若隆景は5日の横綱審議委員会(横審)による稽古総見を発熱で欠席。翌6日以降も体調を考慮し、稽古を控えていた。4日ぶりとなった稽古に「病み上がりだったので、感覚を確かめながら稽古した。調子は悪くない」と話した。

 小結だった5月の夏場所は12勝、先場所は10勝で2場所連続の2ケタ白星。「三役で直近3場所33勝」の昇進目安まで11勝としている。残り1週間を切った初日へ向けて「やることは変わらないので、しっかりと稽古をして体と気持ちをつくって、場所に臨みたい。一番一番自分らしい下からの攻める相撲を出していきたい」と、言葉に力を込めた。

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