幕内・平戸海が同級生の横綱・大の里に善戦し途中まで３勝３敗　「引かないことを考えていた」　初金星にも意欲
平戸海が境川親方から指導を受ける（カメラ山田　豊） 画像（1枚）

　大相撲秋場所（１４日初日、東京・両国国技館）に向けて幕内・平戸海（境川）が８日、東京・足立区にある境川部屋で稽古した。出稽古に訪れた横綱・大の里（二所ノ関）と１２番連続で相撲を取った。

最初の手合わせから真っ向勝負で「引かないことを考えていた」と頭をつけて相手の左前みつをとってそのまま前へ。寄り切ると、緊張感のあった稽古場の空気がさらに引き締まった。

　さらに低く当たって向かっていく相撲で６番を終えて３勝３敗。その後は「スタミナが切れた。左まわしをとってきたのは初めてだった」と体力に加え、多彩な技にも翻弄され最後は６連敗で３勝９敗だったが、手応えのある内容。「前に出ることが出来た」とうなずいた。同じ００年度生まれの大の里とは過去２勝４敗。横綱昇進後に対戦経験はないが「金星取りたいですね」と初金星への野望ものぞかせた。

編集部おすすめ