巨人・戸郷翔征投手が8日、6勝目をかけて先発する9日の広島戦(東京ドーム)に向けてジャイアンツ球場で最終調整を行った。「(阪神の)優勝が決まった以上、2位を確実に死守しないといけない」。
前日7日、自宅で阪神・藤川監督の胴上げの瞬間を目にした。「優勝したかった、というのが一番の思いです。僕らが戦っている相手ですし『やり返そう』って気持ちも起きた。今年は自分としても不甲斐なかった」。ここまで5勝8敗、防御率4点台の成績に悔しさをにじませた。それでも視線は前を向く。「優勝は逃しましたけど、日本一になるチャンスがなくなったわけではない。まだまだ可能性は残っているので。残り試合、僕も状態を上げていけばおのずといい戦いができる。そこに向けてやっていきたいなと思います」と短期決戦でのリベンジを誓った。
広島戦は今季3試合に登板して0勝2敗、防御率9・39と苦戦を強いられている右腕。