バレーボール女子日本代表が8日、4位に入った世界選手権(7日閉幕)を終えて開催地のタイから羽田空港に帰国した。得点源の和田由紀子(NEC川崎)は帰国後に取材に応じ「世界ランクが上のチームと勝負所で当たった時に自分たちのバレーを出せたのは良かったけど、結果としては負けているので、足りないところがあった。
8月の大会直前合宿ではコンディション面を考慮し、チームと別メニューで調整。8月23日の1次リーグ初戦はベンチで、第2戦では「7割ぐらいの練習」だったという。それでもスタッフと懸命に調整し、今月3日のオランダとの準々決勝で27得点、6日のトルコとの準決勝で22得点はともにチーム最多を記録。得点源として存在感を放った。「ギリギリまでチームと練習ができなかった。試合ではチームに助けてもらった分、助けたかった。試合を重ねるごとにコンディションを上げていけたのは良かった」と大会を振り返った。
世界選手権では石川真佑主将に次ぐチーム2位タイの100得点(全体6位)を挙げた。「オポジット(OP)として世界で勝負したい気持ちはさらに強くなりました」と意欲的に話す。トルコのバルガスら世界屈指のOPと対戦して感じたこともある。「自分はチームを引っ張るOPには、まだ届かない部分がたくさんあるなと思ったので、磨いていきたい」。