6日に行われた体操の全日本シニア選手権の鉄棒のアップ中に落下し、途中棄権した昨夏のパリ五輪3冠の岡慎之助(徳洲会)は9日、病院で精密検査を受け「腰椎棘間靱帯損傷」と診断された。所属先の徳洲会がHP上で発表した。
岡は6日の大会で3種目を終え、4種目目の鉄棒のアップ中にドスンと大きな音とともに落下し、しばらく動けなかくなった。コーチが駆け寄り介抱し、立ち上がったが、そのまま棄権。7日の男子種目別メダリスト選手権も欠場するなど、心配されていた。
今年の最大目標の世界選手権(10月・ジャカルタ)前の最後の大会で思わぬハプニングに見舞われた。所属先は「世界選手権に万全の状態で臨めるよう、ケガ治療と回復をチーム一丸となってサポートしてまいります」とコメントした。