◆JERAセ・リーグ 広島9―0中日(12日・マツダスタジアム)

 広島は、9月初の連勝で4位に浮上した。8月29日まで5連勝して以来。

月間20敗(5勝)を喫した昨年9月は、一度も連勝がなかった。初回、小園が4戦連続の初回先制打から2得点。その後も得点を重ね、8月12日の阪神戦以来、今季5度目の1試合9得点。先発・森は、7回111球で8安打1四球、6奪三振で無失点と好投。先発陣で唯一、白星先行となる7勝目(6敗)を手にした。

 新井貴浩監督の試合後の主な一問一答は以下。

 ―快勝

 「まずは森が、前回(5日の阪神戦で初回6失点)の反省もあったと思うけど、いい入りをしてくれた」

 ―苦手だった中日・柳投手を攻略した

 「苦手意識というか、ずっとやられていて、悔しい思いを持って、それが結果として出て良かったと思います。前回もすごいピッチングしていたでしょ? バンテリンのジャイアンツ戦。なかなか調子が良さそうだったので、厳しくなるかなと思っていたが、すごくアグレッシブに頑張ってくれたと思います」

 ―きょうも小園が先制打

 「何試合連続ですか? 4試合ですよね。彼も個人タイトルというはっきりした目標が見えているので、いい集中力で取り組んでいると思います」

 ―成長ぶりについて

 「まだまだ成長途中だと思うけど技術的にはいいものを残しているし、メンタル的に波っていうのはどの選手でもあるけど、昨年に比べて、大きな波が徐々に小さくなってきているのかなと感じている。ただまだまだ成長途中。もっともっと上にいってほしい」

 ―森投手について

 「イニングが進んでいくと、いろいろ課題もあったんですけど、今日はしっかり7回を投げてくれましたね。

彼も投げながら成長していっているし、自信にしていってもらいたいなと思います」

 ―中崎投手が通算500試合登板

 「私も彼と現役がかぶっていますし、彼がケガもあった苦労して、なかなか真っすぐがいかない時期もあったんですけどね。500試合登板という素晴らしい記録に届いたと思いますし、また彼の野球に取り組む姿勢は後輩たちのお手本にもなっていますので、後輩たちもうれしいと思います」

 ―明日へ

 「残り試合少ないので、一戦一戦しっかり戦っていきたいと思います」

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