◆米大リーグ マリナーズ―エンゼルス(12日、米ワシントン州シアトル=Tモバイルパーク)
エンゼルスの菊池雄星投手が12日(日本時間13日)、敵地のマリナーズ戦で6回4安打1失点3奪三振でクオリティースタート(6回を3失点以内)を達成したが、味方の援護に恵まれず、7勝目はならなかった。
前日にサヨナラ勝ちし首位タイに立ったマリナーズ。
2回、3回とも打者3人で無失点。0―0で迎えた4回に突然崩れた。1死からローリーに左翼線へ二塁打。続くロドリゲスを左飛に打ち取り2死としたが、スアレスに対しはっきりとしたボールが続いて四球。2死一、二塁とピンチを広げると、ポランコにフルカウントから内角への直球を左翼線に打ち返され、適時二塁打で先取点を奪われた。
立ち直った5回は下位打線を3者凡退にした。6回1死ではローリーと3打席の対決を迎え、フルカウントからの8球目、外角低めへのカーブをひっかけさせ、三ゴロに打ち取った。この回限りで降板。98球を投げて4安打1失点1四球3奪三振。
7回表に打線が1-1に追いつき、菊池の黒星が消えた。
6日の前回登板(対アスレチックス)は、今季最短2回で最多の7失点を喫して降板した。味方の拙守もあり、8月26日のレンジャーズ戦での6失点を上回る今季ワースト失点だった。米通算1000奪三振を達成したが、シーズン11敗目となり、メジャー初年度以来の自己最多に並んでしまった。