◆米大リーグ ジャイアンツ5X―1ドジャース=延長10回=(12日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ナ・リーグ西地区首位のドジャースが同地区3位のジャイアンツにサヨナラ負け。1―1の延長10回1死満塁から左腕スコットがベイリーにグランドスラムを浴びた。
試合は1―1の9回。2番手左腕ドライヤーが先頭打者を遊撃・ベッツの悪送球で塁に出したが、1死一、三塁で救援した3番手右腕トライネンが1死満塁からフローレスを中飛に打ち取り、中堅・パヘスの好返球でタッチアップを狙った三塁走者を刺して併殺で切り抜けた。しかし、無死二塁のタイブレイクで始まる延長10回。1死三塁からマウンドに上がったスコットが力尽きた。
ジャイアンツ先発は現役最多265勝を挙げている42歳のバーランダー。大谷はエンゼルス時代に通算23打数5安打の打率2割1分7厘、2本塁打、10三振と互角の戦いを繰り広げてきた。渡米1年目の18年5月にはメジャーで初めて同じ投手に1試合3三振を喫し「いくら払ってでも経験する価値のあるボール」と振り返ったこともある。
2年ぶりの対戦となるこの日は初回先頭の第1打席は二ゴロに倒れたが、3回2死の第2打席では自身初となるシーズン100個目の四球を選んで17試合連続出塁とした。5回2死の第3打席は中飛、7回2死二塁の第4打席は申告敬遠が告げられ、対バーランダーは2打数無安打2四球(1敬遠)だった。
10日(同11日)に地区優勝マジックが「13」で再点灯したドジャースはこの日から10連戦がスタート。レギュラーシーズンは残り15試合。そのうちジャイアンツ戦があと6試合と最後まで厳しい戦いが続いていく。