◆JERAセ・リーグ 巨人11―10阪神(13日・東京ドーム)

 阪神・藤川監督は悲劇的な幕切れを淡々と受け止めた。9―10で迎えた9回。

守護神・岩崎とセットアッパーの石井が不在の中、マウンドに上がったドリスが代打・坂本に逆転サヨナラ2点打を浴びた。レギュラーシーズン最後の巨人戦は、今季ワーストの11失点で同7度目のサヨナラ負け。指揮官は「どっちに転ぶか、いっつも分からない。いい勝負になった」と振り返った。

 先発の高橋が3回6失点(自責点2)でノックアウト。だが、3点を追う5回に打者11人の猛攻で一挙7点を奪い、一時逆転した。森下、佐藤輝、大山のドラフト1位クリーンアップが打点を挙げれば22連勝中だったが、不敗神話はストップ。それでも指揮官は「まあ、いい攻撃もあったしね」と意に介さなかった。宿命のライバル・巨人と次に相まみえるとすれば、CS最終ステージ。今季17勝8敗と圧倒した王者として、堂々と迎え撃つ。(中野 雄太)

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