パ・リーグ オリックス1―2ソフトバンク(13日・京セラドーム大阪)

 ソフトバンクが執念の逆転勝ちだ。1点を追う9回に試合をひっくり返し、優勝マジックを13とした。

「苦しい試合だった。勝ちきったのは大きい」と連敗を3で止めた小久保監督。2位の日本ハムがデーゲームで勝利し、負ければ1・5ゲーム差に詰められるところで踏ん張った。

 9回は近藤、中村の連打でチャンスをつくり、牧原大が同点犠飛。マチャドの一塁けん制悪送球で、棚ぼたの勝ち越し点が入った。最大のヒーローは中堅守備でスーパープレーを見せた周東だ。1点を先制された8回、さらに2死二塁で杉本の大飛球を前進守備から背走してスライディングキャッチ。2点目を阻止し、直後の攻撃に流れを呼び込んだ。「あれを捕ったから望みがつながった」と指揮官も絶賛した。

 オリックス戦は6連勝で13勝3敗2分け。残り16試合のうち7試合がこのお得意様だ。4年連続のCS進出も決定。

連覇に向けて大きな白星となりそうだ。(島尾 浩一郎)

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