◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)
ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。3回に5試合ぶりの49号ソロを放った。
3点を追う3回先頭。ジャイアンツのエース右腕・ウェブの2球目、92・1マイル(約148・2キロ)シンカーが真ん中付近に来たところを見逃さなかった。打球速度114・8マイル(約184・8キロ)、角度25度、飛距離454フィート(約138・4メートル)でバックスクリーンに飛び込んだ。飛距離は今季自己&球団最長の特大アーチとなった。
3年連続の本塁打王に向けては8月28日(同29日)に1試合4発の離れ業を見せ、一時は大谷に4本差としていたシュワバー(フィリーズ)が9日(同10日)にリーグ最速で50号到達。さらに、この日51号としていたが、負けじと大谷も2本差とした。史上6人目となる2年連続50本塁打にも王手をかけた。
10日(同11日)に地区優勝マジックが再点灯したド軍はこの日が10連戦の2戦目。オラクルパークといえば、右翼場外の海に飛び込む「スプラッシュヒット」が有名だ。大谷は今年7月11日(同12日)にウェブから日本人選手では初の名物場外アーチをマークした。同ヒットとして認定されるのはジ軍選手のみで、他球団の選手は“参考記録”となるが、年間2発目となれば00年の開業以降、ビジター選手では23年のJ・スウィンスキー(パイレーツ)以来3人目の快挙になる。節目の50号が再び豪快な場外弾になる可能性も十分だ。
この日は初回に遊撃内野安打を放ち、18試合連続出塁。前夜のサヨナラ負けの悪夢を拭い去ろうと奮闘している。
◇大谷の年度別本塁打数(★は本塁打王)
▽18年 22本
▽19年 18本
▽20年 7本
▽21年 46本
▽22年 34本
▽23年 44本★
▽24年 54本★
▽25年 49本