◆米大リーグ ジャイアンツ―ドジャース(13日、米カリフォルニア州サンフランシスコ=オラクルパーク)

 ドジャース・大谷翔平投手(31)が13日(日本時間14日)、敵地・ジャイアンツ戦に「1番・DH」で先発出場。初回先頭の第1打席は遊撃内野安打を放ち、連続出塁を18試合に伸ばした。

ヒットは2試合ぶり。カウント1―2からウェブの外角シンカーに食らいついた。その後1死二塁から3番フリーマンの左翼線適時打で先制のホームを踏み、メジャー断トツの得点を「132」とした。

 10日(同11日)に地区優勝マジックが再点灯したド軍はこの日が10連戦の2戦目。オラクルパークといえば、右翼場外の海に飛び込む「スプラッシュヒット」が有名だ。大谷は今年7月11日(同12日)に日本人選手では初の名物場外アーチをマークした。同ヒットとして認定されるのはジ軍選手のみで、他球団の選手は“参考記録”となるが、年間2発目となれば00年の開業以降、ビジター選手では23年のJ・スウィンスキー(パイレーツ)以来3人目の快挙になる。

 この日のジャイアンツ先発はエース右腕ウェブ。今季もすでに14勝の強敵ではあるものの、大谷が7月に「スプラッシュヒット」を放った相手でもある。2人の通算成績は試合前の時点で16打数5安打の打率3割1分3厘、1本塁打、2打点。場外アーチの再現となれば、前夜のサヨナラ負けの空気を変えることができるはずだ。

 チームはワールドシリーズ連覇に向け、レギュラーシーズン残り15試合。

12日(同13日)終了時点で同地区2位のパドレスとは2・5ゲーム差となっており、地区優勝マジック「12」となっている。3位ジャイアンツとは7ゲーム差だが、直接対決がこの日を含めて6試合と気が抜けない。大谷は5試合ぶりの49号が出れば、史上6人目となる2年連続50本塁打に王手がかかる。

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