◆世界陸上 第2日(14日、国立競技場)
女子100メートル障害予選で、初代表の中島ひとみ(長谷川体育施設)は12秒88の6組5着で15日の準決勝に進んだ。レース後のインタビューでは福部真子とともに準決勝へ進んだことを喜び「このユニホームの姿をたくさんの方に見せられたことを幸せに思います。
今季は5月のセイコー・ゴールデングランプリ(東京)で12秒85、7月初旬の日本選手権(東京)予選で12秒81など自己ベストを更新し続けている、勢い抜群の中島。日本選手権決勝後の取材では、23年に男子400メートル障害の豊田将樹(富士通)と結婚したことも明かした。
その後、7月末の国際競技会(フィンランド)を日本歴代2位の12秒71(追い風0・7メートル)で制し、世界陸上の参加標準記録(12秒73)を突破。8月は実業団・学生対抗(神奈川)でまたも12秒71(追い風1・1メートル)をマークし「また殻を破れた気持ちと、もっともっと上を目指そうという両面ある気持ちです」となどと手応えを明かしていた。
◆中島 ひとみ(なかじま・ひとみ)1995年7月13日生まれ、30歳。兵庫・伊丹市生まれ。荒牧中2年から100メートル障害を始め、3年時に全日本中学選手権を制覇。夙川学院高、園田学園大から長谷川体育施設に入社した。今年の日本選手権は2位。自己ベストは12秒71。163センチ。