◆米大リーグ フィリーズ8―6ロイヤルズ(13日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア=シチズンズバンクパーク)

 フィリーズのカイル・シュワバー外野手(32)が13日(日本時間14日)、本拠地・ロイヤルズ戦に「2番・指名打者」でスタメン出場し、51号同点ソロを放つなど3打数2安打2打点2四球の活躍を見せ、本塁打王争いで48本で2位のドジャース大谷翔平投手(31)に3本差をつけた。フィリーズは6連勝で、地区優勝へのマジックを「1」とした

 1、2打席目は四球で出塁したシュワバー。

まずは1点を追う5回先頭の3打席目に、アーチを描いた。カウント1―1から左腕・ゼルパの甘く入ったスライダーを捉えると、右翼席へライナー性の当たりで51号ソロ。4試合ぶりのアーチは、打球速度95・2マイル(約153・2キロ)、打球角度24度、飛距離361フィート(約110メートル)だった。さらに4打席目にも適時打で打点もトップの「126」。フィリーズは残り13試合、ドジャースはこの日の敵地・ジャイアンツ戦を含めて残り15試合となっている。

 シュワバーの本塁打は、9日(同10日)の本拠地・メッツ戦の50号以来、4試合ぶり。8月28日(同29日)の本拠地・ブレーブス戦で46、47、48、49号と衝撃の1試合4発を放ってから10試合連続で本塁打が出ていなかったが、9日(同10日)から5戦2発と再びペースアップしてきた。

 15年にカブスでメジャーデビューし、21年にナショナルズ、レッドソックスでプレーし、22年からフィリーズに加入。22年には46発で自身初の本塁打王に輝き、23年もリーグ2位の47本塁打を放った。今季は51本塁打、126打点がリーグトップで2冠。大谷と本塁打王、MVPを争っている。

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