◆世界陸上 第2日(14日、国立競技場)
女子マラソンが国立競技場発着で行われ、21年東京五輪金メダルのジェプチルチル(ケニア)が2時間24分43秒で優勝した。残り100メートルまで優勝争いを演じたアセファ(エチオピア)が2秒差の2位だった。
序盤から中盤まで、サリバンとマクレーンの米国勢がトップを走り、エチオピア、ケニアなどの東アフリカ勢は10位前後でレースを進めていたが、後半に入ると、レースは大きく動いた。ジョギングのようにゆったりと走っていた東アフリカ勢は、約20キロからレースが始まったかのようにペースアップ。4位と健闘していた小林香菜(24)=大塚製薬=は約24キロで集団にごっそり抜かれ、10位に後退した。
約25キロから、東アフリカ勢の中でもサバイバルが始まり、優勝争いはジェプチルチルとアセファに絞られ、競技場の最後の直線までデッドヒートを展開した。
小林が2時間28分50秒で、日本勢最高の7位入賞と健闘。序盤からマイペースで走った佐藤早也伽(31)=積水化学=が中盤以降に順位を上げて2時間31分15秒の13位でゴールした。安藤友香(31)=しまむら=は2時間35分37で28位だった。